はじめに
OpenAI社のChatGPT(チャットジーピーティー)は、ユーザーとの対話を通じて学習し、進化していくAIです。とても便利で使い勝手の良いChatGPTですが、利用に際して、プライバシーやデータの利用に対する懸念もあります。この記事では、ChatGPTのチャット履歴をオフにし、入力内容がモデルのトレーニングに使用されないようにする方法を詳しく解説します。
チャット履歴とは?
チャット履歴とは、ユーザーとChatGPTの間で行われた会話の記録のことです。これらの履歴は通常、モデルの改善とトレーニングに利用されますが、以下の手順でこれを無効にすることができます。
以下に該当する場合、チャット履歴をオフにすることをおススメします。
- プライバシー保護:個人情報や機密情報を共有したくない場合。
- データのコントロール:自分のデータがどのように使用されるかを管理したい場合。
チャット履歴の無効化手順
Webインターフェースの場合
1. ChatGPTにログイン
まず、ブラウザでChatGPTにアクセスし、アカウント情報を使ってログインします。
2. ユーザー名のクリック
ページの左下にあるユーザー名(例:Taro Satou)をクリックします。
3. 設定へのアクセス
表示されるポップアップメニューで「Settings & Beta」を選択します。
4. 「Data Controls」の表示
画面左側のタブから「Data Controls」を選択します。
5. チャット履歴とトレーニング設定の切り替え
表示された画面上部の「Chat history & training」をオフに切り替えます。
iOSアプリの場合
こちら(英語版)をご参照ください。
Androidアプリの場合
こちら(英語版)をご参照ください。
注意点
- 履歴をオフにしても、不正使用を監視するために全ての会話は30日間は保持されます。
- この設定はデバイスやブラウザ間で同期されません。各デバイスごとに設定が必要です。
- 不正使用を監視するため、全ての会話は30日間保持された後、永久に削除されます。これはチャット履歴をオフにしても適用されます。
- この記事は執筆時点(2023/12/6)の情報を基に作成しています。
まとめ
ChatGPTは非常にパワフルなツールですが、その使用に際してはプライバシーとデータの安全が重要です。この記事では、ChatGPTのチャット履歴をオフにする方法と、個人情報の保護について詳しくご紹介しました。上記の手順に従うことで、より安心してChatGPTを活用できるようになります。
この記事が皆さんのデジタルライフの中で、より安全で充実したChatGPTの利用に役立つことを願っています。これからも安全に、そして楽しくChatGPTを活用していきましょう!
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